ノルディックウォーキングは、1930年代にクロスカントリースキーチームの夏場のトレーニングとしてフィンランドで始まりました。現在、世界40ヶ国を越える国でノルディックウォーキングが行われており、フィンランドでは成人人口の20%にあたる82万人もの人が日常的に実施しています。
ノルディックウォーキングは、ポールを使うことで全身の筋肉をたくさん刺激するので、普通のウォーキングよりエネルギー消費量が約20%も増加します。つまり、体力づくり、スタミナアップ、減量などにとても効果的です。また、上半身もしっかり使うので、肩や首のコリの解消、肩甲骨の可動域の改善にも有効です。さらに、歩行訓練やリハビリとして活用することもでき、「歩きの質」を高めることができます。
当社では、日本ノルディックフィットネス協会(JNFA)公認の資格を持ったインストラクターによる講習会やイベント等の開催が可能です。
企業や団体様単位での体験会や講習会の開催など、ご希望・ご要望に添えるようご提案させていただきます。参加者の人数・年齢・運動レベルなどに合わせて内容や強度等を調整させていただきますので、全くの初心者の方でも安心してノルディックウォーキングを体験することができます。メタボ対策、健康づくり、イベント企画などでお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。
また当社では、Lapin(ラピン)のポールを中心に、ノルディックウォーキングポールの販売もしております。個人の方での一組のご購入から、企業・団体様での大量購入まで、用途やご予算に応じてご用意させていただきます。
体験会やイベントでのノルディックウォーキングポールの短期レンタルも可能ですので、お気軽にお問合せください。
>ノルディックウォーキングポール販売 (※2017年モデル更新しました)
※一万円以上は送料無料でお届けします。
ノルディックウォーキングを行うことで様々な健康効果が得られるのはなぜでしょうか。
通常のウォーキングやランニングにはない特徴が見られますが、正しいフォームで行わなければ多くの効果が期待できません。自己流ではなく、始めにインストラクターから正しい歩き方を学ぶことをお勧めします。
では実際に、ノルディックウォーキングをやってみましょう。ノルディックウォーキングポールをお持ちでない方は、実際に歩いているつもりでイメージしてみて下さい。
いきなり歩き始めてしまうと、体がスムーズに動かず効果的なフォームをつくることができません。そればかりか、股関節やひざ関節を痛めてしまう原因にもなります。
体が少し温まるまで、その場で体を動かしましょう。
ポールと地面が引っかかる瞬間が見つかりましたか?
そうです。前にある腕が後ろへ下がる瞬間です。その瞬間に、ほんのすこしだけポールを後ろへ押してみてください。すると、体がぐいっと前へ進みます。この感覚がつかめたら、ノルディックウォーキングの完成です。
慣れてくると、何も考えず自然と歩くことができるようになります。自転車に乗る感覚と同じですね。
ウォーキング後はそのままクールダウンを行いましょう。急に運動を止めてしまうと筋肉中の乳酸が溜まり、疲労回復が遅れる可能性があります。筋肉を優しく伸ばすつもりでストレッチをしましょう。
いかがでしたか?ノルディックポールは誰でも簡単にウォーキングの質を高めることができる「魔法のステッキ」です。
ポールを手にすれば、きっといつものウォーキングが特別なものになるはずです。さぁ、あなたもノルディックウォーキングを始めましょう!
ノルディックウォーキングの運動効果について、滋賀県立大学大学院・滋賀県東近江市が発表した「6ヵ月間のストックウォーキングおよびノーマルウォーキングが血液性状・形態・機能に及ぼす影響」という研究発表をご紹介させていただきます。
本研究は市で実施した住民健康診査において、メタボリックシンドロームの診断基準を超えた危険因子を一項目でも有している、31~72歳の50名(男性29名、女性21名)を対象に、個人の希望により通常のウォーキングを行うグループとストックを用いたウォーキングを行うグループに分け、ノーマルウォーキング群13名とストックウォーキング群10名の開始時・3ヶ月後・6ヶ月後の数値を比較したものです。
図1 ウォーキングプログラム開始時・3ヶ月後・6ヵ月後における体重、腹囲および体脂肪率の変化
開始時を100とした時の変化率で表示
■:ノーマルウォーキング群、●:ストックウォーキング群
図2 ウォーキングプログラム開始時・3ヶ月後・6ヵ月後における血液性状の変化
開始時を100とした時の変化率で表示
■:ノーマルウォーキング群、●:ストックウォーキング群
この結果からも通常のウォーキングよりもノルディックウォーキングの方が、減量効果および血液性状の改善効果が大きいことが分かります。つまりノルディックウォーキングは生活習慣病やメタボリックシンドロームの危険因子を安全に改善する可能性のある運動と考えることができます。